シミ・そばかすの予防として美白美容成分として認められている「ビタミンC誘導体」。実はそのほかにも、皮脂分泌の抑制やコラーゲンの生成を助ける、保湿効果を高める、エイジングケアなど、いろいろな肌の悩みにアプローチしてくれる成分となっているので、どの年代にも大人気です。
しかし、そんな成分がゆえに、整肌成分や美白有効成分、単に製品の抗酸化剤として配合されているなど化粧品への配合理由はさまざまです。どんな効果・効能が期待できるのかをしっかり確認して選ぶことが効果を実感するために大切です。
今回はそんなビタミンC誘導体の効果や選ぶポイント、ビタミンC誘導体が配合された美容液のおすすめの商品を8種類ご紹介していきたいと思います。
目次
ビタミンC誘導体とは
ビタミンCを皮膚に浸透しやすくしたものがビタミンC誘導体です。
ビタミンCは壊れやすく不安定な成分のため、そのまま配合してもお肌に浸透しにくく、効果を発揮しにくいと言われています。お肌の奥にしっかりとビタミンCを届けるために、ビタミンC誘導体がよく使われています。
ビタミンC誘導体美容液の効果
ビタミンC誘導体は、一般的には肌にうるおいを与える保湿成分や、肌のキメを整えてなめらかにする整肌成分として化粧品に配合されています。
そのほか美白有効成分として配合している医薬部外品や、ニキビなど炎症が起きている方向けの抗炎症成分として配合しているものなどがあります。いろいろなお肌の悩みにアプローチしてくれます。
ビタミンC誘導体美容液を選ぶポイント
お手入れの目的で美容液を選ぶ
美容液を選ぶときには、その美容液にビタミンC誘導体がどういった目的で配合されているか確認することをおすすめします。
シミ・そばかす、くすみ予防をしたい
医薬部外品での美白有効成分として「メラニンの生成を抑制して、シミ・そばかすを防ぐ」といえるビタミンC誘導体、非常に効果の高い、次世代のビタミンC誘導体といわれる活性型ビタミンCが配合されたものがおすすめです。また血行を促進するビタミンEが一緒に入ってるものも効果的。ビタミンCをより浸透しやすく、長くとどまってくれるタイプがおすすめです。
ニキビ予防・対策をしたい
ビタミンCにはもともと抗炎症作用と皮脂分泌抑制効果がありますが、さらにその効果を後押ししてくれるようなグリチルレチン酸ステアリルなどの有効成分や皮脂抑制成分がプラスで入っているものがあります。
肌がテカりやすい脂性肌の方やニキビが気になる方は、そのような美容液を使ってみてはいかがでしょうか。また、乾燥はしやすいですが、ビタミンC誘導体が高濃度配合されているものがおすすめです。テクスチャーは比較的ベタつかないものを選びましょう。
肌のキメを整えたい
コラーゲン生成を助けて新陳代謝を促し、キメを整えてくれるビタミンC誘導体。これにセラミドやヒアルロン酸などの保湿・整肌成分が一緒に配合されているものを選ぶとお肌の保湿力をされに高めることができ、さらにハリ・弾力が高まります。
乾燥肌・敏感肌でも使用したい
お肌へのやさしさや負担のかけにくさを重視するなら、保湿成分を配合されているものや無添加タイプのものを選びましょう。
弱酸性や、パラベン・アルコールなどが無添加なものは、比較的安心して使えます。まずはパッチテストを行い、部分的に試していきましょう。
続けられる価格帯の美容液を選ぶ
ビタミンC配合の美容液を選ぶ際には、美容液を含めた化粧品は基本的に一度使うだけでなく、決められた量を一定期間使い続けることによって効果が実感できるといわれています。そのため、無理をせず使い続けられる価格のものを選ぶことをおすすめします。
ビタミンC誘導体美容液おすすめ8選
ここまで選ぶポイントなどご紹介してきましたが、ビタミンC誘導体が配合している美容液で総合的にみておすすめしたい商品をご紹介していきます。
HABA 薬用ホワイトレディ(医薬部外品)
美白*美容液として「ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム)」が6%と高濃度で配合し、そのほかミネラル保湿成分であるクマ笹水が8%配合された美容液。
美白のお手入れをしながら肌にうるおいを与えます。オイルのようなしっとりしつつもさらっとしたテクスチャーで、乾燥やべたつきなども気にならないので、どんなタイプの肌の方でも使用しやすいです。
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ORBIS ホワイトニングエッセンス(医薬部外品)
美白*有効成分として「ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸」のほか、保湿成分として「スターフルーツ葉エキス」「酵母エキス」を配合。肌にうるおいを与えてやわらげ、包みこむようにして肌を整えます。
化粧水のようにさらさらとしたテクスチャーなので、べたつきが気になる方や、無香料・無着色・無油分・界面活性剤不使用なので、敏感肌の方にもおすすめです。
メラノCC 薬用しみ対策集中美容液(医薬部外品)
美白*有効成分の「活性型ビタミンC」のほか、保湿・血行促進成分の「ビタミンE誘導体」や殺菌成分、抗炎症成分の「アルピニホワイト」を配合。ロート独自の浸透技術により成分が角質層の奥深くまで浸透します。シミやニキビ対策としておすすめです。
一滴ずつ出てくるようなチューブ型で、少量使いたいときにも出しやすいです。テクスチャーはさらっとしており、肌馴染みが良く、べたつきなどもないので、さまざまタイプの肌の方でも使用しやすいです。
美容液の中ではかなりリーズナブルで、試しやすい、継続して使いやすい、部分的ではなくたっぷり使えるところも魅力です。
無印良品 敏感肌用薬用美白美容液(医薬部外品)
美白*有効成分としてビタミンC誘導体(ビタミンC・2-グルコシド)を配合。また、優れた抗炎症作用や敏感肌症状改善作用のあるグリチルリチン酸2Kも有効成分として配合。
岩手県釜石の天然水が使用され、弱酸性、無香料・無着色、パラベン・アルコールフリーと気になる成分が無添加。刺激が少ないので、商品名にもあるように敏感肌の方でも使いやすいです。
とろっとした軽めの乳液のようなテクスチャーで伸びが良いところも、使いやすいです。
Obagi オバジC10セラム
整肌成分の「ビタミンC(アスコルビン酸)」のほか、保湿成分として「ビタミンE」を配合。
肌にうるおいを与え、肌のキメやザラつき、毛穴などに多角的にアプローチし、つるんとつやめき、透明感のある肌にします。
さらっとしたテクスチャーで伸びがよく、3滴ほどで顔全体に伸びます。毛穴が気になる方に特におすすめです。
目的に合わせて4段階のビタミンC濃度が選べますが、私は価格的にもC10をおすすめします。
医薬部外品だと最高でも5%までしか配合できないので、こちらの商品はいやくぶではありません。
ドクターシーラボ VC100エンリッチセラム
整肌成分の「ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)」のほか、「2種のフラーレン」「プラセンタ」「プロテオグリカン」「リゴペプチド-24」「コエンザイムQ-10」を配合した美容液。
配合しているビタミンCは水溶性ビタミンC誘導体の「即効性」と油溶性ビタミンC誘導体の「浸透力」・持続力」をあわせ持つ進化したビタミンC誘導体で、従来のビタミンC誘導体の100倍浸透するといわれています。
エイジングケア(年齢に応じたうるおいのお手入れ)を始めたい方におすすめで、肌にツヤやうるおい、ハリを与え、すべすべな肌に整えます。無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリーで敏感肌の方にもおすすめです。
軽めの乳液のようなテクスチャーですが、べたつきにくく、保湿成分を多く配合しているので、乾燥肌や混合肌の方におすすめです。
ビーグレンCセラム
独自の技術によってより効果を持続させられるよう超微小カプセルに包み込まれた高純度の「ピュアビタミンC」を配合。ビタミンCに特化したシンプル処方の美容液です。皮脂バランスを整えながら透明感を引き出し、しわ、たるみ、ニキビ、ニキビ跡、シミ、くすみなどの悩みをケアします。
お肌に塗布するとけた瞬間からほのかな温感を感じ、肌の奥へ浸透してくれます。さらっとしていてべたつきにくいので、朝のメイク前のスキンケアに使ってもベースメイクがよれたりする心配がありません。
チューンメーカーズ VC-6 ビタミンC誘導体
整肌成分の「進化型ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg)」を6%と高濃度配合し、そのほかの成分は7種類とかなりシンプルな美容液です。浸透力が高く、乾燥によるざらつき、毛穴の開き、くすみをしっかりケア。水分と油分のバランスを補って保ち、肌を引き締めてキメを整えます。
無香料、無着色、防腐剤フリーのため、敏感肌の方にもおすすめです。
ビタミンC誘導体の濃度にあわせVC-3~20まで3タイプを展開しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
整肌成分としてビタミンCを活かしたアイテムと、美白*有効成分としてビタミンCを活かしたアイテムでは、おのずと期待できるお手入れが異なってくることは感じていただけたでしょうか?
さまざまな種類のビタミンC配合美容液の中から、自分にぴったりの美容液を見つけ、ぜひお手入れに取り入れてみてください!
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